マタニティライフという神秘的な時間

女性にとってマタニティライフというものは本当に素晴らしい時間であり貴重な体験だと思います。もちろんつわりがひどく、辛くて苦しいことも数えきれないほど多くあります。私自身も実際、妊娠しているころは頭痛や吐き気はもちろん、めまいなどで立っていることもできないくらい体調のすぐれない日々も多くありました。始めのころはお腹が出ているわけでもなく、胎動があるわけでもないので本当に辛い気持ちでいっぱいでした。しかし、つわりも落ち着き始めてお腹が膨らみだすと、しだいに胎動も感じるようになりそのたびに幸せな気持ちでいっぱいになりました。自分の中に小さな体で懸命に生きている赤ちゃんがいると思うとそれだけで本当に胸が熱くなります。

これは男性には理解することのできない、女性にしか感じることのできない、女性だけの特権だと私は思います。お腹が大きくなるにつれて、お腹の張りや重たさなど大変なことはまた増えてきます。体重管理も大変ですし、栄養面でも気をつけなくてはならないことがたくさんあります。またホルモンバランスの崩れから精神的にも不安定になったりすることが多くあります。そんな時こそ周りの手助けが必要です。幸せで充実したマタニティライフを過ごすには周りの方の協力も必要になると思います。しかし不思議なことに、そんな時に一番力になってくれるのはお腹の中の赤ちゃんなのです。辛いことがあったり、泣いていたりするとお腹の中の赤ちゃんにも伝わりますし、幸せなきもちでいっぱいでもその気持ちは不思議と伝わるのです。そんな時に元気づけようとしているのか、強くお腹を蹴ったり動き回っているお腹の中のわが子を思うと母親の自覚というものが強く出てきて、自然とお腹の赤ちゃんのために強くならなくては、頑張らなくてはと思うことができるのです。

これこそ母は強し、ということだと私は思います。また、何よりも子供と母親が二人で一つの体に生きているという神秘的でかけがえのない貴重な時間は本当に大切なものだと思います。そのため色々な事情を抱える妊婦さんはいるかと思いますが、みなさんそれぞれマタニティライフという人生における貴重な時間を思う存分満喫して、その後の子育てを頑張っていって欲しいと私は思います。そして旦那さんや、その家族の方にもこれから命がけでわが子を出産する女性のためにできる限りのことを協力して手助けしてあげてほしいと強く思います。

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